アミノ酸、ポリペプチド、タンパク質(1)

これまで、体のいろいろな症状の原因はタンパク質などが結合組織内(靭帯、筋膜、骨膜など)に沈着することが原因ではないかと書いてきましたが、今回から何回か、タンパク質について書いていこうと思います。

オステオパシーの施術に、このような知識が必要なのかと思う方もいるかもしれませんが、原因を追究するのがオステオパシーですので結局こういった知識も必要になってきます。

人体はどのような成分で出来ているかをみると、個人差はありますが概ね以下のような比率になっています。

         
水分       60%
     
タンパク質   18%

脂肪       15%

無機質      7%


体の約60%は水分だという話は聞いたことがあるかもしれませんが、その次に多いのがタンパク質です。

細胞の骨格を作るのもタンパク質ですし、体内の各種反応の触媒をする酵素もタンパク質ですし、これらを作る際にもある種のタンパク質が働いていますし、水と同様にタンパク質なしでは人は生きていけないということになります。

では、このタンパク質はどのように作られるかというと、細胞核の中にあるDNAを元にして作られます。

---現代医学界からは異端として完全に無視されている千島学説では、全く逆の発想をしていますが、私は研究者ではないですし、今回の内容に関しては自分で確かめようもないので一般的に信じられていることに沿って書いていくことにします。---

DNAと聞くと親から子へと伝わる遺伝情報が含まれていると考えますが、その情報こそまさに、どのようにタンパク質を作るかという情報なのです。

つまり、DNAはタンパク質の設計図ということもできます。(ただし全DNAのうち、用途がわかっているのは全体の3%程度で、残りの97%は何に使われるのか、わかっていないそうです。)

例えば、人の外見も、どのような運動に向いているかという筋肉の質も結局はどのようなタンパク質が作られるかで決まってきます。

タンパク質の最小の構成単位はアミノ酸です。

下図のように、このアミノ酸がペプチド結合をして長くつながったものがポリペプチドです。

 

 

 

 

さらに、このポリペプチドが決まった形に折りたたまれて(フォールディングといいます。)ある特定の機能を持ったものがタンパク質ということになります。

例えるなら、バルーンアートを考えるとわかりやすいかもしれません。

バルーンアートでは細長い風船を膨らませますが、この段階ではまだ何の形にもなっていないただの棒状の風船です。

それを、折ったり、ひねったりしながら動物などの形を作りあげていきます。

タンパク質もポリペプチドの状態では何の機能も持ちませんが、ある決まった形の構造をとると、細胞のもとになったり、酵素として働いたりということになります。

長くなってしまうので今回はここまでで、次回はタンパク質がどこでどのように作られるかを書きたいと思います。