このブログの1回目に、多くの病気はタンパク質その他の沈着物が結合組織内に溜まることが原因ではないかと考えていると書きましたが、ではその成分は何かということを考えてみたいと思います。
残念ながら、私はお医者さんではないので自分が手で感じている物に何が含まれているかを実際に取り出して分析することはできませんのであくまでも推測ですが、おおよそ以下のようなものが含まれているのではないかと考えています。
1、
アルブミンなどの各種タンパク質、あるいはタンパク質としての立体構造が崩れて機能性を持たないポリペプチド鎖
2、
ナトリウム、カルシウムなどの無機塩類
主なものは、これらではないかと思います。
体内にタンパク質が沈着する病気としてはアミロイド繊維というタンパク質の一種が蓄積するアミロイドーシスという病気が知られています。
パーキンソン病などもその一種に含まれます。(ただしパーキンソンの場合は細胞内にも多く含まれるようですが。)
医学的にはアミロイドーシス、あるいはポリグルタミン病と呼ばれるものは、特殊な病気と考えられているようですが、このタンパク質を主成分とした沈着物は全ての人に多かれ少なかれあると私は思っています。
ただ、それが比較的分解しやすい形を取っているか、アミロイド繊維にように非常に強固で分解しにくい形になっているかという程度の差だけで、これも一人の人の中でもある部分は柔らかく、ある部分は凝集して硬くなっています。
また手首などにできるガングリオンもこの一種だと私は思います。(この場合は局所的な強い圧迫が原因だと思います。)
私が沈着物の成分をタンパク質や無機塩類だと考える根拠ですが、
1、のタンパク質
根拠1
癌治療のための食事療法で有名なドイツの医師、マックス・ゲルソンの研究では、ゲルソン療法を始めると約1~2週間のあいだ、血漿たんぱく質のアルブミンが大量に尿中に検出されるそうです。
ゲルソンはこの理由を書いてはいませんが、これは間質液の膠質浸透圧が下がることにより、結合組織内に沈着していたアルブミンが間質に溶け出してきた結果ではないかと私は考えています。(ゲルソン療法に関しては、そのうち詳しく書きたいと思います。)
根拠2
私は血液検査をしても全て正常値ですが、自分の体のあちこちに余計なものが溜まっているのは触ればわかります。
それで、自分自身でもゲルソン療法に近いことを約3か月間したことがありますが始めた当初、口の中が口内炎だらけになりました。
そして、その口内炎の部分を舐めてみると旨味が感じられました。
これはその部分に沈着していたタンパク質が分解して、おそらくその中にアミノ酸の一種のグルタミン酸が含まれていたのではないかと思います。(口内炎や潰瘍ができる理由については、私なりの考えがありますので、これも後日書きます。)
根拠3
手で触診した感覚としても、水分を含んでゲル化した感触だったり、チャップマン反射のところでも書いているように、タピオカのような感じだったり、成分としてはやはりタンパク質が一番近いのではないかと考えています。
長くなってしまいましたので、続きは次回書きます。