身体の不調の原因とは

かなりの長文ですので、出来ればパソコンでパソコン版を読むことをおすすめします。

 

 

 

以下に書くことのほとんどは、私が自分自身の経験をもとに考えたものですので各種生理学書や病理学書に書かれていること、あるいは患者さんが病院で医師に説明されることとは違います。

  

そこのところを念頭に置いて読み進んでください。 

 

私は、体の痛み、しびれ、さらに言うとあらゆる病気の原因のほとんどは、何らかの理由(物理的、化学的、精神的、生物学的、遺伝的など)で体液循環に問題が起きることにより腱、靭帯、筋膜、骨膜、間膜など体内の結合組織内に沈着した物質(私の考えでは主成分はタンパク質)が引き起こしたものだと考えています。

 

つまり循環系になんらかの問題が生じ、細胞更新等の代謝活動で発生したタンパク質など静脈孔の径では、分子のサイズが大きすぎて吸収することができない、ある程度大きな分子量を持った物質を毛細リンパ管が吸収できなくなった場合に、それらの物質が結合組織の繊維の中に入り込み、蓄積していく。

 

そしてこの沈着物質(おもにタンパク質)が原因で循環系(血流、リンパ流)がブロックされる、あるいは神経系をブロックor不要な信号を中枢神経系や自律神経系に送るなどして各器官、臓器、筋等の恒常性を乱し、身体に更なる問題を引き起こしていく、という悪循環に陥ります。

 

ちなみに人間の体には約60兆個の細胞があると言われていますが、人間の体内では常に1日に数千億個の細胞が、壊されては作られるということが、生まれてから死ぬまで延々と繰り返されています。(人体の細胞数や1日の細胞更新の数に関しては所説ありますが、 はっきりしていませんので、参考程度に考えておいてください。)

 

そして細胞が更新される際には大量のタンパク質が間質に放出されることになり、リンパ系が正常に機能していない場合、あるいは肝機能の低下等の問題で血液の浄化が正しく行われない場合にこのタンパク質が間質に溜まっていくことになります。

 

この考えの基礎は私がジャパン・カレッジ・オブ・オステオパシー(JCO)在学中に、身体に現れる様々な現象を一貫して矛盾なく説明する方法を毎日考え続けていた2年次の時(2009年)に辿りついたものですが、基本的な考えは現在も変わっておらず、私の施術はこの理論が基本と

なっています。

 

またこのような考え方は現代のオステオパシー教育では教えられていませんが、私がJCO3年次に苦労して読んだオステオパシーの創始者A・T・スティルの著書には、同じような内容が書かれていました。

 

この沈着物質はある程度の触診の訓練をすると実際に手で触って確認することができるようになりますし、また発熱、アレルギー、身体の痛み、あるいは現在理由のわかっていない思春期のニキビや妊婦のつわりなど、身体に出る様々な症状は全てこの考え方で矛盾なく説明することができます。

 

そしてこの考え方に基づいて施術することにより、これまでも筋骨格系の問題にとどまらず、全身性疾患、アレルギー性疾患、内臓系その他で確実な成果が出ています。

 

この考え方は解剖学と生理学の基礎知識があり、そして体の触診がきちんとできれば誰でも考えつきそうなことですが、このようなことを書いた医学書、あるいは代替医療関係の書籍は私が調べた範囲内では、どこにもありませんでした。

 

なおこれは私個人の考えであり、西洋医学だけでなく現代のオステオパシー医学の考え方とも違うため、他のオステオパスは私とは違う一般的な現代のオステオパシーの考え方(原因不明の神経系の誤作動)に基づいて施術しています。

 

ただしオステオパシーの創始者A・T・スティルはその著書の中で、体内の循環系にブロックが起きると、体液の淀みにより発酵現象(ferment)が起きると、はっきり書いています。

 

現代とスティルが生きていた時代では、生理学、生化学などの情報量は違いますが、彼の著書の内容から察すると基本的にはスティルも私と同じようなことを考えていたのではないかと思っています。

 

残念ながら現在のオステオパシー教育では当時スティルが生徒たちに教えていたことではなく、西洋医学的な病理学が教えられているため、オステオパシー本来の考えを知るには実際に彼の著書を読むしか方法はありません。

 

話しをタンパク質の沈着に戻します。

 

例えば、長期間にわたって腎透析をおこなっている方には、合併症として手根管症候群という手首に痛みを発する症状が出ることがあります。

 

以前は、手根管症候群を発症する原因がわかりませんでしたが、現在はβ2ミオグロビンというタンパク質の一種が、手根管に沈着することが原因だとわかり、このβ2ミオグロビンを濾過する透析用の膜も開発されています。(なぜ研究者の人達は、肩や腰、肘、膝など他の部位の痛みの場合も同じような現象が起きているのではないだろうか?と考えないのか私には不思議でなりません。これなどは木を見て森を見ない現代医学を象徴しているのではないでしょうか。)

 

現在は医療の現場で、CTやMRIなどの画像診断が多用されますが基本的にはタンパク質は骨と違いCTには映りませんし、MRIでも他の組織との判別はできないと思います。(体の痛みなどで、整形外科へ行くとたいていレントゲン写真を撮られますが、痛み、痺れなどの原因の99%以上は、X線撮影では映らない筋肉、靭帯などの軟組織の問題によるものだと私は考えています。)

 

現代医学では、そもそも結合組織内に沈着したタンパク質が体の機能に問題を起こす(最初にも書いたように、手根管症候群のような筋骨格系の痛みだけでなく、呼吸器、循環器、消化器疾患、内分泌系疾患、全身性疾患など、ほぼ全ての疾患の原因)という発想自体がありませんので画像として映っていても、お医者さんは見過ごしてしまうでしょう。

 

仮に判別できたとしても、例えば整形外科でできることと言えば湿布薬を出す、痛み止めの薬を出す、あるいは一時的に楽にするためにブロック注射等を打つくらいしか方法はなく、あとは外科手術が必要なレベルまで症状が悪化することを待つ、ということになります・・・。

 

西洋医学的な枠組みの中ではアミロイドーシスというタンパク質が重合する病気がありますが、私から見ればこれは決して特殊な病気ではなく循環系の機能不全により多かれ少なかれ誰にでも起きることです。

 

現代医学では、アミロイドーシスの原因は未だ不明のままであるということで特定疾患(難病)に指定されていますが、循環系の機能不全により、限られた狭い空間の中に本来なら毛細リンパ管が吸収するはずの不要なタンパク質の総量が増えていけば、その立体構造を変化させて高密度の物質に変化するのは、ごく当然の結果です。

 

炭(炭素C)を超高圧の条件下に置くと、炭素原子が密に結合したダイヤモンドが生成されるのと原理的には同じことです。

 

西洋医学ではこのアミロイド線維を非常に問題視していますが、私の場合はこのタンパク質の凝集が更に進んで、結合組織内に石のように結晶化して沈着してしまったタンパク質(一般的には知られていませんが、手で触ればわかります)もアミロイド線維と同様に問題視しています。

 

ただし結晶化する際にはNa⁺ ,Ca²⁺ などのプラスイオンのタンパク質への結合が関与しているのではないかと私は考えています。

 

アミロイド線維に関してですが、西洋医学の学者達は酵素などを利用して分解する方法を研究していますが、体液中に存在する程度の酵素濃度ではアミロイド線維を除去することは不可能です。

 

現状で最も確実な方法は、継続的な振動を加えてアミロイド線維分子の結合力を超えるエネルギーを与えることです。

 

こうすることでアミロイド線維の結合を断ち切って除去することがで可能です。

 

私が普段の施術でマッサージ器を使用しておこなっていることの一つがこのアミロイド線維の除去です(マッサージ器の使用で出来ることは、アミロイド線維の除去だけには限りませんが)。

 

なお人体の結合組織を構成しているコラーゲン線維の結合力はアミロイド線維の結合力よりも遥かに強いため、振動により結合組織のコラーゲン線維を損傷させることはありません。

 

話は変わりますが各種アレルギー性疾患に関しても、私は現代医学とは違う考えを持っています。

 

現代医学では、腸管内ではタンパク質はアミノ酸レベルまで分解されないと吸収できないと考えられていますが、私はある種のタンパク質は界面活性効果により、その立体構造と固有の特性を維持したまま、直接吸収されると考えています。

 

また界面活性効果を持たないタイプのタンパク質でも、その周囲に界面活性効果を持つ物質、例えば酵素(これもタンパク質の一種ですが)、脂質、アルコール、フェノール類などがあると、それらの物質と一緒に固有の立体構造を維持したまま吸収されると考えています。(つまり肉などのタンパク質を食事で摂りすぎると、体内の代謝により生成されたタンパク質だけではなく、食事により摂取されたタンパク質も体内の結合組織内に蓄積して、病気の原因になるということです。)

 

そして、これらの界面活性効果を持った物質が循環系に入ると、今度は結合組織内に沈着している別のタンパク質を間質液中に溶かし出します。

 

私は、この反応が各種アレルギーの原因だと考えています。

 

花粉症に関しても、花粉に含まれるタンパク質によるこの化学反応が原因であると考えています。

 

現代のお医者さんの多くは、昔とは違い血液検査のデータや撮影された画像により診断するため整形外科のお医者さんでさえ、ほとんど患者さんの身体に触れません。(触診をせずに、骨しか映らないレントゲン写真を見て診断を下すのですから、患者さんがお医者さんに言われる内容は「骨には異常ありません。」あるいは「ストレートネックですね。」程度という結果となってしまいます。)

 

ですから昔のお医者さんのように、からだに直接触れて問題箇所を見つけることが出来るお医者さんはほとんどいないのが現状のようです。

 

このタンパク質の沈着は、透析患者だけでなく外傷、打撲、精神的ストレスなど様々な理由で体液の循環不良が発生した場合には、誰にでも起きる可能性があり、特に靭帯、腱、関節包などの結合組織が多い関節周囲に蓄積しやすくなっています。

 

そのため、肩関節、肘関節、手首、股関節、膝関節、足首、脊柱などはこの沈着物が溜まりやすく、それがある一定の限度を超えると知覚神経を刺激するために痛みを生じるということになります。

 

特に脊柱周辺の問題は体性神経系(運動神経、知覚神経)、自律神経系(交感神経、副交感神経)に不必要な信号を送り、各種臓器、内分泌腺などに悪影響を及ぼします。

 

頭痛に関しては、首や肩、背中から多くの筋肉が頭蓋骨に付着しています。

 

もしこれらの筋肉に、この沈着物が原因で異常な緊張が起きると頭蓋骨の表面が引っ張られ痛みを発したり、膜の緊張により頭痛が起きることがあります。

 

私の経験では、ほとんどの頭痛の原因は頭蓋骨表面の筋、筋膜、腱膜、骨膜、あるいは各頭蓋骨をつないでいる縫合などの問題によるものです。

 

ですから整形外科でのレントゲン撮影と同様に、頭痛で脳神経外科などへ行き、頭部のMRIを撮っても、結局「異常なし」と言われて、鎮痛薬を出されて終わり、ということになってしまいます。

 

またここで述べている結合組織内の沈着物は、ある程度の触診の訓練をすると手で触ってその沈着部位を特定できるようになり、手技によりそれを結合組織内から遊離させて、リンパ系へと吸収させることができます。

 

例えば手根管症候群でも症状の軽いものなら、一度の施術で痛みは取り除けます。

 

痺れ(しびれ)に関しても、この沈着物が知覚受容器を刺激することで症状が出ると考えています。

 

一般的に「麻痺」と「痺れ」が混同されている気がしますが、私の中では「麻痺」と「痺れ」は別物だと考えています。

 

「麻痺」は神経線維の損傷、あるいは筋肉の拘縮等で神経が圧迫されるなどの要因で神経伝達が正常に行われていない状態、「痺れ」は体内の沈着物が知覚受容器をある程度の範囲に渡って、過度に刺激している状態だと私は考えています。

 

ですからこの沈着物を取り除けば、痺れも消失します。

 

また内臓の問題も、脊柱周辺、骨盤、あるいは臓器を包んでいる膜の問題を取り除くことで、臓器の循環系、神経系を正常化することにより、改善します。

 

当院の施術の基本は手による触診でこの沈着物を感じ取り、それを手技を使うことにより取り除いて、体を正常な状態へと戻していくというものです。

 

私の手技の方法としては、創始者のA・T・スティルがおこなっていたように、筋や関節をゆっくりと動かす方法と、組織を圧迫する方法、組織を揺らす方法、あるいはロバート・フルフォードDOが使用していたパーカッションハンマーという器具と同じように、組織を振動させる電動バイブレーターの使用などを、組み合わせています。 (スティルやスティルに学んだ初期のオステオパス達は、スラストと 呼ばれる、関節をバキバキさせる手技は使用していませんでした。)

 

一見単純な方法ではありますが、いろいろ試した結果この方法が最も効果を上げられると思っています。

 

ですから、バキバキされるのが苦手な方でも安心して施術を受けていただけます。

 

 

 

 

 

白山オステオパシー

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